ガラスコーティングとは

簡単に説明すると・・・

ガラスコーティングとは、車のボディをガラスの膜で覆ってしまうことにより車の汚れの付着を防いだり、汚れても簡単にキレイにすることができる
車のコーティング方法のひとつです。

ガラスコーティングの特徴として・・

防汚性、耐候、耐久性などが高く、車のコーティングとしては従来のワックスやポリマーとは一線を画す
高いパフォーマンスを持ちあわせている点です。、汚れを寄せつけにくいため汚れにくく、汚れた場合においても水洗いだけで
汚れが簡単に洗い落とせるため洗車のわずらわしさもありません。
また高い耐久性によりボディに付着する汚れやキズから長期にわたってガラスの膜が守ってくれるのでいつまでも愛車を美しくキープし続けます。

ガラスコーティングの施工

コーティングの種類により施工法にも種類があります。
エアーガンでスプレーすることによって吹きつける方法、手作業による塗り込みなどで、
コーティングの種類により「撥水性」、「親水性」といわれる水が付着した際にできる水滴の見え方の違い、水の弾き方の具合の違いがあります。

ガラスコーティングの作業工程を大別すると「コーティング作業」と「磨き作業」に分けられます。
実際には洗車に始まり、ボディ、塗膜の状態の判別、鉄粉の除去など多くの工程を経て作業が進んでいきますが
最終的な仕上がりをも左右する重要な工程が「磨き」と「コーティング」の2つの工程です。

磨きの必要性

当店では、新車でも「磨き」をおすすめしております。
当店がおすすめする「磨き」は、「鏡面磨き」やハードなポリッシュではなく、「車にやさしいポリッシュ」がベースとなっています。
ガラスコーティングが持つ本来のポテンシャルを十分に発揮させることを目的とし、しっかりとボディに定着させることにポイントを置いた
ボディコンディション作りが下地作りにおけるベースとなっています。

新車はキレイですが、それでもそのままの状態でガラスコーティングを施工できるよい状態の車は極めて少ないのが現状です。
コーティング施工に際しても最初に必要最低限のケアを施すことで、ガラスコーティング本来のパフォーマンスを安心して実感して頂けるものと
考えております。

ガラスコーティングのもつ性能を充分に発揮させるには、下地となる塗膜がよりよい状態であることが望まれますが
深いキズやバフ目、気になるキズが多くないのであれば、必ずしも「鏡面仕上げ」や「徹底的に磨き上げる」必要はないと感じるケースがあります。
ガラスコーティングを施工するにあたってどの車も同じように肌を落として「鏡面仕上げ」しなければならないケースというのは特に新車の場合、お客様からの
要望がない限りごく希なケースだと感じます。

ガラスコーティングを目的として「磨き」が必要なケースと、「キズ消しや鏡面仕上げ」を目的とする「磨き」は必ずしも一緒ではないのです。

・ガラスコーティングを目的として磨く場合には、各コーティングに適した下地作りが目的ですから、磨き過ぎ、削り過ぎのないコーティングが
ボディにのることを前提とした「磨き」が最善といえます。

・キズを消すことを目的をしとして磨く場合には、塗膜を削ってキズを追っていく作業となるとなるためリスクも高く、根気と時間を必要とし繊細さを
伴う「磨き」が必要となります。「鏡面仕上げ」についても同様、塗膜を削って肌を整えていく作業のため丁寧さと時間を必要とする細やかな
作業となります。

ガラスコーティングを施工する前に、「鏡面仕上げ」をすれば、塗膜の状態も平滑化されガラスコーティングの塗布に望ましい状態になると言えますが
お客さまによってはそこまでは望んでおらず必要ないと言う方もおられます。磨きに対する料金も高額なものになってしまいます。
いたずらに塗膜を削って肌を落とすまでしなくとも、目立つキズを目立たなくする程度に抑え、キズを分散させ目立たなくする手法で充分なケース少なくありません。

キズひとつない輝きとワンランク上の磨きを求めていく中で見い出された手法のひとつが「車にやさしいポリッシュ」に活かされています。
高品位な仕上がりを模索していく中で確立された磨きの技術だからこそ実現できた手法でもあります。
もし最初から低価格を見据えた上での妥協の産物でしかない「磨き」であったなら、その上にガラスコーティングを施工するのは到底無理なものでしょう。
本物を追求する中で生まれた「クオリティとプライスバランス」が私共の技術です。

「極上の艶と光沢をお求めですか?」 「コストパフォーマンスをお求めですか?」

磨きも3種のプランの中からお客さまのお好みでお選び頂けます。

コーティング作業

「磨き」が重要な工程であることは前述のとおりですが、それ以上に忘れてならない大事な作業が「コーティング作業」です。
コーティング作業なくして「ガラスコーティング」は当然ですがあり得ません。

ガラスコーティングの施工において、「磨き」と「コーティング」は一対一連の工程であり共に高い技術が要求される作業です。
どちらかひとつが欠けていても「高品質」のガラスコーティングになり得えません。

例えばクォーツガラスコーティングの特徴でもあるのが、エアーガンを使用したスプレーによる吹きつけ工法です。
細かな部分にも隅々までくまなく溶剤を吹き付けることができるため、他のコーティングに対しても大きなアドバンテージを誇ります。
しかし、スプレー工法であるがゆえに高いスキルを必要とします。

クォーツガラスコーティングのスプレー工法は、的確なガンさばきこそが均一なガラス膜の形成にかかせません。
当店のスタッフは鈑金塗装をこなすため、塗装においてもキャリアは10年以上のベテランばかりでスプレーガンさばきはお手のものです。
しかしながらクォーツの施工に関しては常に慎重です。クォーツのスプレーは特有の技術と経験を要するものでキャリア10年以上のスプレーマンであっても
簡単といえるものではありません。
車一台をまるまるコーティングすることは、塗装にしたら全塗装と同じ要領と思われるかもしれません。
しかし実際には、ガラス膜の形成をイメージしながら常に均一なパターンで正確にガンを振り、クォーツの溶剤をスプレーしつづけるのは容易な事ではなく
メタリックやパールの塗装とはまた違った難しさがあります。クォーツガラスコーティングの施工に求められる技量と経験はいずれも高いレベルのものである
必要性があります。スプレー作業の良否が、磨きの技術とともにクォーツの出来不出来を大きく左右します。

高品質なガラスコーティングには、知識と経験を併せ持つショップ選びが大切と言えます。

メンテナンスの必要性

ガラスコーティングを施工して「汚れてもすぐ落ちるから、まぁ、すぐに洗車しなくてもいいかなーと思っちゃってなかなか洗車しないんだよね」とおっしゃるお客さまが
おられました。確かにガラスコーティングを施工してあれば汚れはなにもしてない状態にくらべ格段に落ちやすいです。でも答えは「NO」です。
当店では、少なくとも月2回程度は、洗車していただくことをおすすめしております。黒、濃色車についてはお車の使用環境にもよりますが、もう少しお手入れに
時間が必要になるかもしれません。

ガラスコーティングを施工してあれば、お車のボディや塗装はガラスの膜で守られていますのでダメージが直接及ぶ可能性は低いといえますが、
ボディを一番外で守っているガラスコーティングのガラス膜は、汚れにくくともやはり汚れは時間の経過とともにつきます。ガラスの膜に汚れが付着すれば、さらに汚れに
汚れが呼び寄せられて汚れやすくなっていく環境を作っていくため、ある程度汚れが目立ってきたら洗い落としてやる必要があります。
洗車などのメンテナンスを定期的に行い、キレイに汚れを落としてやることでガラス膜が再び汚れにくい状態へとなります。

ガラスコーティングを施工してから数年経過したお客様の車を拝見させていただく機会やメンテナンスでお預かりする機会が時折あると
お車を拝見して感じることは、「どれも個性があるかのように車によりさまざま」だということです。
時間を経過したコーティングの様子を細かく観察していくと似たケース、パターンというのはありますが、どの車も同じということはほとんどないです。
車の使用環境、ボディカラー、洗車、メンテナンスの頻度などで、ガラスコーティングに時が経つにつれて違いが現れてくることを確認しております。

数年経ってもキレイな状態をキープされている車のお客様はこまめな洗車をされているケースが多いです。
逆にあまり洗車をされていない場合には、それなりの状態というケースも見られます。
日頃の小さな積み重ねが大事です。コーティングも同様のようです。こまめな洗車が最良のメンテナンスです。

私共ができることは、ガラスコーティングを施し、お預かりした時以上に美しい状態でお車をお返しすることであり、お客さまに喜んでいただくことです。
長期にわたってキレイな車のボディをキープするには、日頃のお手入れが非常に重要なファクターであるとともに、
お車への愛情こそが一番のコーティングなのかもしれません。


△ページトップへ